おもちつき大会とノロと伊勢海老。
2006年12月19日




上 ・中華風サラダ
・煮物(おだいこん、にんじん、鶏、ねぎ、青梗菜)
・黒ごま豆腐
・茎若布佃煮
・きむち
下 ・具足煮
・イセエビ昆布〆刺身
・ブロッコリーのあんかけ
ノロの猛威が日本全国をおそっておりますね。食品衛生学を調理師免許受験やうんこ大学のときノロのウィルスについては勉強していて知識はありましたが、まさか空気感染をするとは知りませんでした。
こわいね。気をつけようね。って話していたらなんとまあ身内に発病者がでました。かわいそうに。
そのはんべそげっそりの彩ちゃんからまた贈り物。まま、ゆばあばが名古屋の彩ちゃんのトコに奇襲し、熊野?だかに旅行へいったさきからなんとなんと、一尾5000円(だったと聞いた気がする。記憶は確かではない。)もするイセエビを送ってくれました。
最近贅沢続きだなー。日曜日に届いたのですが、たまたま日曜は休日出勤で(餅つき大会まつりイナニワうどん屋台体長に任命された。) 朝から仕事。久々の朝一で寝ぼけながら朦朧と白衣に着替え厨房に入ると、
「もう準備はじまってるから庭に行って板長の下で動け~」
と。はい、そうします。
外の屋台に厨房板前の半分くらい取られて、昼の予約がてんこもりだったので中もぐちゃぐちゃ。
そそくさネボケテルバアイではないぞ、史。
とひとりごち、庭へ行ったらその日だけのアルバイトさんたち、菓子舗、仕出しの人達、事務の人達総動員で大騒ぎ。
雨風が酷く、予定していたセティングを大掛かりに変更。皆走り回り、エンチョウコード取ってコイやら脚立は何処行った!だの怒鳴り声が響き渡っている。
ボケていたらどやされる。持ち前の要領のよさと身軽さをフル回転して猿のように木に登り、くくられていたコードをはずし、
「そっち持ち上げてこっちまでずらすぞ~」
て聞こえたらそそくさサポート。
最初は不機嫌の偶像のような板長も気分が安らぎその状況を楽しみだして
「風よ。とまれー。雨よやんでくれー」
って本気で空に向かって叫び「こんなこと、いままでで初めてだけどこういう経験もあっていい。でも大変だ。」
「そうですね。はい。・・・でこの配線どうしますかね?全部はずしてまとめてあっち側に纏めますかね?」
うどん屋体長だと気合を入れてきたら板長の専属AD、兼大道具さんとなり走りまわる。
そんなんで、本来は着実に屋台開きの準備を始める時間までおしてしまい厨房と庭を往複すること100万回。。 中も外もぐてんぐてん。
2時間である程度落ち着きやっと食材やガス台、鉄板を運びいれてテントも張り巡らされ、あとは自分の領域の中でいかに効率よく、楽に作って出せるか。を考える。
なんせ雨のせいで焼きそば、うどん、おでんがひとつのテントに同居しなきゃいけなくなったのもで
小さく小さくセイトンして動かないとお互いの動線に影響してくる。
夏の祭りでは「冷やし蕎麦体長」で独自の屋台スペースを確保してもらっていて元気なアルバイトの女の子と洗い場のおばちゃまの3人チームだったのに、今回はバイトは無し。おまけに洗い場のおばちゃまは祭り開始の時に来るとの事。
きいてないわよ。番頭さん。(唯一の天敵。なんだかそりが合わない。イヤミったらしいし)
でもやるっきゃない。風まかせ天任せで生きてきた史は本領発揮。持ち前のえばりんぼうの才能も冴え渡り追廻の子にガンガン指示、 その子はヤキソバの体長のおじさん板前さんの下についていたんだが (・・同じ屋根の下。一心同体、連帯責任・・)ってなんとなく団結して酷い状態ながらもなんとか平静を取り戻して社長の一本締めでイザイザ開店。
前回の反省をいかして色々改善しました、いちいち自分が動き回っていたのではうどんが出せないので厨房直通電話で煮方のお兄ちゃんと連絡を取り、
「出汁が後3分の一です、温まり次第こっちへ持ってきてください。あと、うどんは残10たまであります。しかけてください。」
など携帯(文明の力)を駆使してじゃんじゃんうりまくりました。
そんな中でしつこく実家から電話あり。手が離せなかったのでしばらく落ち着いてからかけなおしたらパパンからでした。
「・・・あぁ、史?彩がノロにやられた。ママがまだ看病してるけど、でんわしてやってくれ。」って。
うわさのノロに彩ちゃんがやられた。なんとまあ。 大変だ。かわいそうに。
(そういえば、ウチのお店もノロ対策で一昨日突然検便容器を生で渡され
「明日まで。よろしくー」って。 「はい頑張ります。」)
まあそれが合間にあった出来事。
疲れを押してやり切るにはテンションをあげるしかない。ので他に飲み物屋、陶器屋、もちつきブース、かつおめし屋、たこ焼き屋などなど沢山出店していたのですが一番奥に隔離された我々三店舗は集客のために大声でどなりわっしょいわっしょい客引き。
途中たこ焼きつかれた板長がひやかしにきて
「おまえらうるさ過ぎて、ひとりのお客さんはこわくてこれないよ。」
って。
たこ焼き屋は板長自ら汗をかきかきたこやきまくる。しかし焼いていくのに時間と手間がかかるからお客は30分もまたねばならぬ。
文句いわれながら必死にただただ焼く。
それにくらべて、ウチのうどん屋は補充とお客さんの流れを読んで準備、段取りをかませばヒトウドン御代を頂くまで計算しても30秒程度。
助けてくれたおばちゃんは夏の蕎麦でも一緒に戦い、ダントツ売上トップ(前年比300%)をたたき出した慣れた仲。呼吸もぴったりで文句なし。おまごさんもいる方なのに一生懸命働いてくれました。ありがと、おばちゃん。
頑張りました。
昨日売上発表をきいたところ残念ながらたこ焼きが一番だったらしい。ちくしょうめ。まあいっか。
朝の雨風のせいかお客さんが予想よりもとても少なく、全体的にしょぼくれた祭りになってしまいましたがやりきった。
そういったわけで、夕方動きまわりクテンクテンになって帰ったので夕飯を作る料理パワー(この日は150食くらいうどんをだした。ので料理というより体力)がゼロでした。でも瀕死状態の伊勢海老様を無駄にしては天罰がくだると、気力で出汁をとり、酒、味醂、醤油であたまを炊き、身は殻を外して昆布で〆てリードでラップ。
明日は美味しくいただきますから、少し休んでまっててに。この日はワラワラで安酒、絶品でないゴハンで大笑いの夕食でした。
次の日すなわち昨日。
美味しい高級出汁を頂くためには、、と2日前も煮物でしたが海老の頭で取った出汁で大根とえのきとねぎを炊きました。
もう一品。と考えたのですがなかなか 良いものがひらめかない。香りと味の強い物だと伊勢海老様の美味しさとありがたさが殺されてしまうので、、で使いたい食材はブロッコリ。サラダにするか、炒めるか、和えるか、・・・。
悩んだ末に思いついたのがブロッコリあんかけ。
炒めずにボイルしたから油っぽさとしつこさはない。
(材料)
・ブロッコリ ・・・一株
・ボイルほたて ・・・1パック
・うずらのたまご ・・・1パック
・しょうが ・・・1かけ
・前日の煮物残り ・・・1タッパー
・酒 ・・・大匙2杯
・オイスターソース ・・・たらー
・胡椒 ・・・ぶりぶりぶり
・ときたまご ・・・最後にエイ!
・片栗粉 ・・・しっかりトロミ
・胡麻あぶら ・・・小匙1杯
煮物の鶏味があったのであとは薄めに味付けしてアンにブロッコリとタマゴ以外をぶちこみ火にかけておく。
これであとは食べる前にブロッコリを入れて温めるだけ。
電話でおしゃべりしていたら勇輝が
「ただいまー」
帰ってきた。お互い夫婦仲良しこよしなので電話口で彼女も「おかえりー」
って。でわ、またね。と電話を切りすぐ夕飯。
「いただっきまーす」
なんとも豪勢なごちそう。バランスの良いごはんだったと思います。
「伊勢海老うんまい!」
「ぷりぷりとろあま。」
ブロッコリは少しかたすぎたかな。ぐずぐず野菜を毛嫌いしているせいでちょくちょく「少しかたい」を出してしまいます。
なかなかむずかしいわね。お大根は海老出汁がしみしみでほっこりあつあつでおいしく、しあわせ。
最近いろんな人からいろんなものを頂いていて
「足向けてねれないねー」
っていっていたけど、方向はてんでバラバラ。さかだちしたらお天道さんやお月様がいるしな、立ってねないと。
そんなわけで豪華絢爛贅沢晩飯とあいなりました。
自分達じゃぜったい買えない高級品、おいしかった。ありがとうございました。
ごちそうさまでございました。
今度ウチに遊びに来た時は大手を振って大歓迎、ご馳走を作ります。
「ノロには気をつけろ!牡蠣はくうな!」
我が家の家訓。勇輝は去年、史の実家で食べた牡蠣でノロにやられて牡蠣恐怖症になっている。
ではみなみなさま、風邪、インフルエンザ、ノロに負けぬよう栄養とって平和に新年を迎えましょう~
お疲れ様でした。
忘年会繁華街注意警報
Trackback Pings
http://fumi.you-king.com/mt/mt-tb.cgi/34
コメントする